Welcome to Gunma Univ. Graduate school of Medicine Integrative Physiology Nori. Koibuchi Lab.

メッセージ

教室誕生から10年を迎えて

 早いもので2001年4月に私が群馬大学へ赴任してから10年が経ってしまいました。ここまで無事に教室を主宰できたのも,気まぐれな私のわがままに付き合って下さった教室員の皆様方,学内外の先生方,そして私を慕ってくれた学生諸君のお陰と感謝し,改めて御礼申し上げます。奥保男先生,松本政雄先生,そして三浦光彦先生が築いて来られた「第一生理学」の伝統を引き継ぎ,なんとか保つ事ができているのではないかと思っています。

 赴任当初から,甲状腺ホルモンを中心に,「ホルモン」,「環境」,「統合」などをキーワードに研究を進めたいと考えておりました。1つの研究手法にとらわれず,分子生物学から動物の行動解析まで幅広い手法により,各階層における現象を統合的に捉え,生命現象の全体像を明らかにしたいと考えました。また,大学院生には必ず新しい独立したプロジェクトを与え,「自分はこのプロジェクトを確立し論文を書いた!」と胸を張って卒業できるように指導したいと考えました。これらの目的達成のためには,それなりの研究費も必要で,今でも頭を悩ませておりますが,なんとか自己破産もせずにやって来ました。10年間を振り返ってみると,多少の軌道修正はあったものの,当初の目標からの大きな方向転換もなく研究を進める事ができました。国内外の研究者との共同研究も含め,それなりに誇れる研究結果が出せたのではないかと思っています。

 教室運営に関しては,「いつも人があふれている研究室(落ち着いてじっくり研究したい人には迷惑かもしれませんが)」を目指してきました。研究目的の研究者・医師・学生のみならず,心のよりどころとして本研究室を訪れる学生たちにも居心地の良い教室作りを心がけてきました。この考えもあまりぶれなかったと自負しております。留学生であろうと日本人であろうと全く気にならないせいか,世界中から多くの留学生・研究者も受け入れる結果となりました。アメリカ,ナイジェリア,イラン,コロンビア,インドネシア,レバノン,中国など各国の学生・研究者が本教室で研究をしました。これから先もどのような出会いがあるのか,楽しみにしています。

 私の任期ももうすぐ折り返し点を迎えます。今後の目標は,私の在任中に研究室を主宰できるだけの実力をもつ研究者を育成し,送り出す事が1つ,もう1つは研究マインドを持ち向上心にあふれた若手医師を一人でも多く育成する事と考えております。これからも研究と教育のバランスのとれた教室作りを目指して参ります。今後ともご指導,ご鞭撻賜りますよう,よろしくお願い申し上げます。

2011年7月

鯉淵典之

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